この企画について

PHYSICS LAB. は、私たち東京大学理学部物理学科の学生が毎年、東大の五月祭で行っている人気企画です。 2014年度は 5月17日(土)・18日(日)の2日間(ともに 9:00 〜 18:00 )、 本郷キャンパスの理学部一号館で開催いたします。 入場無料・予約不要で、楽しい実験や展示を通して物理学の魅力を存分に味わっていただける絶好の機会です。ぜひお越しください!

企画の詳細

日時

2014年5月17日,18日

場所

東京大学 本郷キャンパス 理学部一号館


関連リンク

東京大学理学部物理学科

2014年度五月祭


ごあいさつ

 突然ですが 、空を見るのはお好きですか。僕は好きです。太陽が出ているときも、月が出ているときも、星が出ているときも。空をみていると、これらのものがほとんど同じ速さで回っているのがわかる と思います。でも、これって不思議じゃありませんか。どうして違うものなのに同じ速さで回るのでしょうか。当たり前のことのようですが、それに疑問を抱いたことはありませんか。

 この「どうして」という疑問を持ち始めたら、それが物理学の入り口です。物理学の歴史をひもといても、大きな発見やアイデアはすべて偉人たちの「どうして」という問いかけから始まりました。先の、空の話に対してもいろいろな答えが思い浮かぶでしょう。「プラネタリウムのように空が一つの絵になっているから」とか「太陽も月も星も連結しているから」とか「地球が回っているから」とか。

 そうして いろいろな人が答えを探し、真実を確かめようとしてきました。太陽の動き、月の動き、星の動きを注意深く見つめることが物理法則の発見につながりました。当たり前だと思うようなことに「どうして」と疑問を投げかけることで、新しい物理が生み出されて来たのです。

 物理とは、自然に抱く「どうして」という疑問の延長線上にあるものです。Physics Lab. 2014ではBeyond Standardをテーマに掲げています。標準を超えるという意味だけでなく、物理という学問そのものの姿勢も表しています。この五月祭では、自然な疑問の延長上にある物理を皆様にご覧頂き 、触れて、楽しんで頂けることを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております 。

Physics Lab. 2014 正責任者樊 星  


運営メンバー一覧

正責任者 樊 星

正責任者であるが、宇宙素粒子班員として素粒子実験もこなしてきた。派手に見える時もあるが物理に関しては真剣で、素粒子実験の道を志している。

副責任者 柳 圭祐

多岐にわたり興味を持ち、様々な方面で頼りになる。副責任者という立場から会計面で活躍してきた。正責任者より働いているかもしれない。

副責任者 野口 亮

物理学科であるが、文学にも深い知識を持つ。Physics Lab. 2014のパンフレットの作成も担い、正責任者よりも貢献しているかもしれない。

情報班班長 濱崎 立資

物性分野・非平衡分野への興味を持つ。理論的興味から班を立ち上げたが、粉体と戯れるうちに実験の方にも興味が散逸してしまった。

宇宙素粒子班班長 村田 龍馬

物理に対する情熱とアグレッシブな行動力を持つ。それらを遺憾なく発揮し、文字通り物理学科から飛び出し安田講堂を実験対象とした。

計算機班班長 小島 崇史

伝統ある計算機班を一年間しっかりとまとめてきた。今年度ポスターも彼の制作であり、その底力でPhysics Lab. 2014を支えている。

BEC班班長 中尾 光孝

過去には駒場祭委員長を務め、物理学科でも厚い人望を得ている。素粒子実験に興味をもつ一方、今回は物性実験であるBECに挑戦する。

生物物理班班長 真野 智之

生物物理に対する情熱と人を楽しませる人間性を兼ね備える。彼の熱いスピーチを聞けば、魅力的な生物物理の世界に引き込まれること間違いなし。

スピントロニクス班班長 山田昌彦

素粒子から物性まで幅広い関心を持つ。五月祭ではスピントロニクスという新しい分野で精力的に実験を行ってきた。


ホームページ作成 中西均