班の紹介
テラヘルツ班
テラヘルツ班は、テラヘルツ光と呼ばれる光を使い、物質の"目には見えない色"を見ることで、 物質中の現象を調べる『分光実験』を行っています。
発表では、テラヘルツ光とは何か、実験の結果からわかる物性現象について解説します。
加速器班
加速器班では、電磁気の力で粒子を加速させる『加速器』を実際に作っています。 当日の展示では、「加速器とは何か?」というところから始めて、私たちのおこなった製作についてわかりやすく説明していく予定です。
経済物理班
従来の経済モデルでは説明できない現象に対抗するために、市場に物理学のような”ポテンシャル”を導入した「PUCK モデル」が考案されました。経済物理班は、この
PUCK モデルを用いて市場価格の未来予測ができるのかに挑戦します。
BEC班
BEC班では、0.0000001K(ケルビン)という絶対零度付近の超超低温で起こる"ボース・アインシュタイン凝縮 (BEC)"という状態の実現に取り組んでいます。当日は実験結果とBECに関する物理についてわかりやすく解説したいと思います。
計算機班
計算機班では、天体の動きなどのマクロな現象から分子や原子の運動などのミクロな現象まで様々な現象のコンピューターシミュレーションを展示します。
ただ見るだけでなく自分で操作して楽しめるプログラムを用意しておりますので、ぜひ現象に"触れて"みてください。
電波望遠鏡班
私たちは、電波望遠鏡と呼ばれる装置を自作し、太陽に向けて観測を行いました。これは今ホットな話題を集めている南米チリのアルマ望遠鏡と同じ干渉方式で、サイエンスのフロンティアと言えます。五月祭当日には、展示の他、電波望遠鏡を使った簡単で面白い実験を用意しています。
相転移班
相転移というのは水の蒸発などに代表される身近な現象ですが、同時に物理の世界では様々な分野で広く見られる普遍的な現象でもあります。その中でも超流動と超伝導という特に興味深い相転移について、シミュレーションや私たちの行った実験結果などを交えてわかりやすく説明します。