■視覚班
■概要
人間の目は、ロドプシンという膜たんぱく質の光による崩壊が、脳に「見えた!」という信号として送られることで機能しています。ところでそのロドプシンは、偏光によって違う応答を示します。「では人間は、偏光を見分けられるはずではないのか。」という疑問が起るので、目の構造を模した膜状でのロドプシンの回転速度を測定することでそれを調べ、人間の視覚についての理解を深めます。
■実験
膜上で回転するロドプシンに偏光をかけたパルスレーザーをあてて、その回復速度からロドプシンの回転速度を求め、それによって人間が偏光を見分けられるかを調べます。実験概形図は下図を参照してください。
■REMARK!!
・ロドプシンの回転速度を、目の構造に照らしたこの方法によって求めるのは世界初!!
・人間が偏光という現象について見分けられるのか、という非常に身近ながらだれも手をつけなかった謎があきらかになるかも!?