■OBP班
[fig.1]OBPの構造
外側が親水性、内側が疎水性に
なっていて、疎水性物質を包み込
んで粘液中を運ぶことができると
考えられる。
■概要
OBP[Odorant Binding Protein]は、嗅粘液中に含まれるタンパク質で2004年のノーベル医学・生理学賞でも取り上げられたものです。ですが、その働きについては未知であり、十分に議論の余地が残っています。今回OBP班では、本来粘液に溶けない疎水性物質を運ぶ担い手としての機能に注目し、実験を行っていきます。
■実験
OBPの関与する嗅粘液の様子を試験管で再現します。具体的には、油、水、疎水性物質の順に試験管内で積み重ねた三層系をつくり、一番下の疎水性物質の層に含まれる疎水性物質の挙動を水にOBPを溶かした場合とそうでない場合について比較検討します。シュミレーションも行い、その結果とも比較します。
■REMARK!!
・ノーベル賞にもなった題材!!世紀の新発見が期待できるかも!?
・OBPの働きは未知!!今回の実験で物質輸送の役割を持つことを示せるかも!?